「セルフ脱毛のお店に行ってみようと思うんですけど、どうですかね」。施術中にこう聞かれることが、ときどきあります。結論からお伝えすると、私は頭ごなしに止めることはしません。費用を抑えたい、人に見られずに自分のペースでやりたい。そう考える気持ちはよく分かるからです。ただ、これはという注意点が一つあります。出力の設定です。セルフのお店に置いてあるのは業務用の機械で、家庭用とは出力の考え方がまったく違います。ここを軽く見ると、肌を傷めてしまうおそれがあります。メンズ脱毛専門店 Lumiqueの施術者YURIが、実際にお客様へお話ししている内容をそのまま書いていきます。

セルフ脱毛は「業務用の機械を自分で当てる」ことです

夜、自室のソファに座った30代の日本人男性が、スマートフォンの画面を見ながら少し考え込んでいる

まず、仕組みを少し整理しておきます。家庭用の脱毛器は、誰が使っても大きな事故が起きないように、出力の上限がはじめから低く抑えられています。安全のために、あえて弱くしてあるわけです。

一方、セルフ脱毛のお店に置かれているのは、私たちが仕事で使うのと同じ種類の業務用の機械です。上限が高い。つまり、設定次第では肌に対してかなり強い光を当てられてしまいます。その設定を、その日はじめて機械に触る方が自分で決める。これがセルフ脱毛という仕組みだと思ってください。

さらに、お店によっては人が常駐していないところもあります。説明してくれる人がいなくて、機械の横に手順の紙が置いてあり、それを自分で読んで当てていく。実際にそういう形のお店に通われていた方から、直接そうお聞きしたこともあります。安さの理由はそこにあるわけですから、仕組みとしては筋が通っています。ただ、分からないことが出てきたときに聞ける相手がいない、というのは知っておいたほうがいい点です。

出力の設定だけは、慎重にしてください

朝の洗面所で、鏡に腕を近づけて肌の様子をじっと確かめている30代の日本人男性

私がお客様にお願いしているのは、この一点です。出力を上げすぎないことです。

「強く当てたほうが早く終わるのでは」と思われる方は多いです。気持ちは分かるのですが、強さと進み具合はそのままつながっているわけではありません。肌の色、日焼けの有無、乾燥の具合、部位によって、当てられる強さの上限は変わります。同じ人でも腕と首まわりでは違いますし、その日の肌の調子でも変わります。私たちがサロンで毎回設定をいじっているのは、単に慎重にしているからではなく、そうしないと合わないからです。

セルフで当てるときは、いちばん低いところから始めて、様子を見ながら少しずつ、が基本になります。当てた直後にヒリヒリが強く残る、赤みが引かない、部分的に白っぽく浮いている。こうしたサインが出ていたら、その設定はその肌には強すぎます。痛みは我慢の指標ではなく、危険を知らせる合図として受け取ってもらえたらと思います。

日焼けの直後、お風呂上がりですぐ、飲酒したあと。このあたりも避けたほうが無難です。当てたあとは冷やして、しっかり保湿する。脱毛の進み方には個人差がありますが、肌を荒らしてしまうと結局そこは当てられなくなり、かえって遠回りになります。

機械の手入れがされているかは、外からは見えません

もう一つ、お店を選ぶときに見ておいてほしいのが、機械の手入れです。

脱毛機は消耗品を使う機械です。照射面が汚れていたり、ジェルの拭き残しがあったり、内部の部品が古くなっていたりすると、同じ設定にしていても当たり方が変わってきます。ところが、この状態は使う側からはほとんど見えません。設置してから手入れをあまりしていないお店もある、という話は、この業界にいると耳に入ってきます。

見極めの手がかりはいくつかあります。機械のまわりや照射面が清潔に保たれているか。使っている機種名や導入時期をきちんと掲示しているか。何かあったときに連絡できる窓口が示されているか。見学や体験ができるなら、そのときに機械まわりを見ておくと判断材料になります。安さだけで比べると、この部分の差は最後まで見えないままです。

背中は、自分では当てられません

お客様のヒゲにハンドピースを当てる施術者YURI

最後は、どうにもならない話です。背中、首の後ろ、肩の裏側。ここは自分では見えませんし、手も届きません。鏡を使って挑戦される方もいますが、姿勢を保ったまま隙間なく当て続けるのは、正直かなり難しいと思います。

ご家族に頼めるなら、頼んでしまったほうが確実です。私も、ご自宅で続けられる方には「奥様に当ててもらえるなら、そのほうがきちんと当たりますよ」とお話ししています。一人でやるより、見てもらいながらのほうが結果として無理がありません。

サロンにお越しいただく意味も、実はここにあります。専門店でしていることは、光を当てるという作業そのものより、その手前の判断のほうが大きいと感じています。肌の状態を見て今日の出力を決める、前回抜けが目立った場所を覚えておいて丁寧に当てる、赤みが出やすい部位は当てたあとに丁寧に冷やす。Lumiqueでは完全個室・マンツーマンで、LUMIX A9Xを使ってこの判断を毎回しています。

まとめ

セルフ脱毛そのものを否定するつもりはありません。仕組みを分かったうえで選ぶなら、選択肢の一つだと思います。そのうえで、覚えておいていただきたいのは次の点です。

  • 置いてあるのは業務用の機械で、家庭用より出力の上限が高い
  • 低い設定から始める。強い痛みや引かない赤みは、強すぎるサイン
  • 日焼け直後・入浴直後・飲酒後は避け、当てたあとは冷やして保湿する
  • 機械の手入れの状態は外から見えないので、清潔さや掲示を手がかりにする
  • 背中や首の後ろは、自分では当てられない

「セルフで途中まで進めたけれど、ここから先が分からない」。そんな段階でのご相談も、よくいただきます。今の状態をそのままお聞かせいただければ、どこまでご自身で続けて、どこからお任せいただくのがよさそうか、一緒に整理できます。豊田市のメンズ脱毛専門店 Lumiqueで、施術者YURIがお待ちしています。

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